ブルーライトの影響は紫外線に匹敵?その真意とスグできる対策3つ!

12月 1, 2019

ブルーライトの影響は紫外線に匹敵?その真意とスグできる『対策3選』

 

パソコンやスマホのLEDディスプレイから発せられるブルーライト。

目や脳、睡眠リズムといった健康に影響を及ぼすといわれるなか、一部の記事や広告では「ブルーライトは紫外線に匹敵するほど強力」といった記述まで見かけるほどです。

果たしてホントのところはどんなんでしょうか。

その真意と実際の影響について掘り下げてみました。

手軽にできる「ブルーライト対策」も3つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

健康に影響する『ブルーライト』って何?

健康に影響する『ブルーライト』って何?

 

ブルーライトは可視光線(目で確認できる光)の中に含まれている「青色の光」のことです。

光はnm(ナノメートル)という単位が用いられ、この数字(波長)が短いほど強力なエネルギーを持っているとされています。

ちなみに、LED照明やディスプレイから発せられるブルーライトですが、実は太陽の光にも含まれています。

 

ブルーライトのエネルギー(波長)はどのくらい強力か

ブルーライトのエネルギー(波長)はどのくらい強力か

 

ではブルーライトはどのくらいのエネルギー(波長)を持っているのでしょうか。以下の数値を参照してみてください。

・赤外線・・・770nm以上

・ 可視光線・・・440~770nm

・ 紫外線・・・400nm以下

ブルーライトは上記の「可視光線」に含まれ、波長は380nm~495nmです。

上記のとおり、ブルーライトの一番短い波長は380nm、紫外線の基準である400nmに被っていることが分かります。

これが「ブルーライトは紫外線に匹敵する」「紫外線並みに強力」といわれる所以なのです。

 

ブルーライトは「健康に影響ない」とされる意見もある

ブルーライトは「健康に影響ない」とされる意見もある

 

(ブルーライトによる)健康への影響は心配ない、とする否定派の意見も存在します。

ここでブルーライトの健康への影響について、大手家電メーカー「大塚商会」のHPに記載があったので下記に引用します。

 

質問:LED照明は目に悪いのですか?

回答:LEDの光を直接・長時間見続けなければ悪影響はありません。

一般に、LED電球やLED蛍光灯などのLED照明を使うことによる人体への健康被害はあまり報告されておらず、通常の使い方をしていれば特に目に悪いということはありません。ただし、LED照明に含まれるブルーライト(青色光)には注意が必要です。

 

ブルーライト対策には黄色のサングラスかブルーライト専用メガネが有効

ある動物実験では、20~30時間ほど直接LEDの強い光を照射しないと網膜損傷で失明には至らないという研究結果もあります。日常の使用では、LED光を長時間直視するケースは少なく、多くの場合は間接的に目に入る程度なので、それほど心配する必要はないでしょう。

引用 大塚商会「LEDは目に悪い?」より

 

質問に対して「20~30時間ほど直接LEDの強い光を照射しないと網膜損傷で失明には至らない」といった回答をしているあたり、とても恐ろしいですね…。

(LED照明を)販売する側であれば、ブルーライトの影響を否定したほうが売り上げに貢献できそうです。

しかし完全否定していないところを見ると、やはり健康被害の可能性は否定できないのでしょう。

ほかにも、専門的に研究をおこなう「ブルーライト研究会」でも、目やからだに関する深刻な影響をHP上で訴えています。

「ブルーライトは網膜まで到達する」といった一般論は事実だと認識してまちがいありません。

 

ブルーライトを発している製品は?

太陽光にも含まれる青色の光ですが、人工物でこれを発している製品は、LED照明やLEDディスプレイを使用しているテレビ・パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機などです。

特に私たちが高頻度で使用するスマートフォン、子どもたちに人気のゲーム機は、一般的なテレビの約2倍ものブルーライトを発しています。

 

ブルーライトの影響はおもに「目・脳・睡眠」

ブルーライトの影響はおもに「目・脳・睡眠」

 

ではブルーライトを長時間、もしくは集中的に浴びると、どういった健康被害が心配されるのでしょう。

代表される症状は次の3つです。

 

目・視力への影響

ゲーム機やスマホは、画面を「直接正面」から見るため、ほかの電化製品より、目への刺激と負担が大きくなります。

目のかすみやドライアイ、焦点が合わなくなるなどが心配され、症状が悪化すると目の疲れから肩こり、頭痛なども発症することがあります。

またブルーライトは、加齢によって視界がぼやけたり歪んで見えたりする「加齢黄斑変性症」の原因にもなっています。

 

脳への影響

マウスを使った実験でブルーライトを照射されたマウスとされなかったマウスでは、照射されたマウスに比べて細胞死(アポトーシス)を引き起こす量が少ないことが分かりました。

このことから、ブルーライトは脳内ストレスの発生に影響があるといわれています。

 

睡眠・体内時計への影響

ブルーライトは入眠作用のホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制します。

そのため寝る前にスマートフォンを見てしまうと、目が冴えて寝つきが悪くなり、睡眠の質も低下してしまいます。

慢性的な寝不足、体内時計のリズムも顕著に乱れてきます。

 

スグに始められる「ブルーライト対策」

スグに始められる「ブルーライト対策」

 

ブルーライトから、大切な瞳や睡眠を守るためにできる、手軽なブルーライト対策をご紹介します。

 

スマートフォン・パソコンのブルーライト軽減機能(色反転機能)の活用

Android(アンドロイド)であれば、「設定」→「ディスプレイ」→「リラックス設定」、で目に優しい設定に変更できます。

またAQUOSなどのモデルでは、一定時間にリラックス設定に切り替わる「リラックスオート」という自動設定もあります。

機種によっては「ブルーライトカット・モード」という設定もあり、いずれも青色の光を抑えて目への刺激を減らしてくれます。

 

iPhoneでは「設定」→「画面表示の明るさ」→「NightShift」をONで、ブルーライトをカットすることができます。

また「スケジュール画面」→「カスタムスケジュール」で自動で切り替わる設定のできます。

 

ブルーライトカットやナイトモードなど、目に優しい設定が無い機種でも『専用アプリ』をインストールすれば、無料でブルーライト対策ができるのでおすすめです。

 

ここからはパソコンの設定です。

Windowsの場合、「設定」→「ディスプレイ」→「夜間モードON」でブルーライトをカットすることができます。

同じ画面で画面の明るさも手動で調整できるので、長時間使用する方は、画面からの刺激を抑制してみてください。もちろん時間設定も可能です。

Macで「night shift」が実装されているパソコンでは、「システム環境設定」→「ディスプレイ」で「night shift ON」でブルーライトをカットできます。

 

ブルーライトカットフィルムの使用

パソコン関連のお店やアマゾンなどでも、ブルーライトカットフィルムを買うことができます。

ディスプレイ上に貼るだけで、手軽にブルーライト対策ができるのでおすすめです。

フィルムは「ブルーライトカット機能」だけのタイプ、「覗き見防止機能」を備えたタイプなど、色々あります。

光沢の度合いや、透過性もさまざまなので、用途や好みで好きなフィルムを選ぶとよいでしょう。

画面のちらつきや反射も抑えれるので、パソコンで目が疲れる方は、ぜひ採用してみてください。

 

ブルーライト対策用メガネ

市販のブルーライト対策メガネは、25~50%ものブルーライトをカットしてくれます。

高性能でデザイン性に優れたモデルが多く、選ぶ楽しみも魅力の一つ、その日の気分で変えるのもアリでしょう。

手軽に買えて高性能なのは「JINS PCシリーズ」や「Zoff PC」などです。

フィルムやデバイスの設定変更とはちがい、身近なあらゆる家電のブルーライトから、目を守ってくれるのが最大のメリットといえます。

 

まとめ

ブルーライトのからだへの影響は、やはり否めません。

青い光を受けることで視力障害、目の疲れからくる頭痛、肩こりといった症状が心配されます。

また就寝前にブルーライトを浴びると、眠れなくなったり、睡眠サイクルが乱れてしまったりするので注意が必要です。

スグにできる対策は4つ。

PCやスマホのブルーライト対策の設定、市販のブルーライトカットフィルム、ブルーライト専用のPCメガネの使用。

これらをうまく活用して、大切な瞳とからだをブルーライトから守りましょう。