マインドセットとは?意味や重要性を理解すれば『人生』は好転する!
あなたは「マインドセット」をご存知ですか?
マインドセットは近年、特にビジネス界で用いられるようになってきました。
しかしまだ、その意味や“重要性”を認識している方は少ないかも知れません。
人は生まれながらにして、運命が決まっているわけではありません。
生涯の明暗を分けるであろう「価値観」や「判断基準」は、幼少~成長期にかけて形成される「マインドセット」が大きく関係しています。
つまり、人生はあらかじめ決められたレールの上をただ走っているのではなく、(自身の)潜在意識に基づいた判断の繰り返しで、進行しているのです
ということは、この潜在意識を変える方法があれば、人生そのものを変えることができるとういうことです。
では『その方法』を紹介していきましょう。
目次
マインドセットの意味とは
まずはじめに、マインドセットの意味を知っておきましょう。
mind‐set(習性となった)考え方、思考態度(傾向)
引用 研究社の新英和中辞典
マインドセットとはつまり、
・人の固定された物の見方や考え方
・人の習慣
・人の好み
といった意味を表す言葉です。
潜在意識は、どう形成されるのか
人格や潜在意識は、次の要素から形成されていきます。
・生まれながらに持つ性格
・受けてきた教育
・さまざまな経験から身についた「価値観」「判断基準」
・物事に対する「信念」や「先入観」
・時代背景から影響される「物の見方」
つまり、マインドセットは人がこの世に“産声”を上げた瞬間から、形成が始まっているのです。
さまざまな要素が複合的となり、人の潜在意識を形成していきます。
マインドセットには2つのタイプがある
マインドセットの研究の第一人者である、アメリカ・スタンフォード大学・心理学教授〈キャロル・ドゥエック氏〉は、マインドセットには「2種類のタイプ」が存在すると提唱しています。
・硬直マインドセット (Fixed Mindset)
・しなやかマインドセット(Growth Mindset)
2つの特徴を簡単にまとめましょう。
硬直マインドセット
「人は努力しても変われない」と考えるネガティブなタイプです。
自分を誇張したり、他人の評価をとても気にする傾向にあり、失敗に弱い一面を持っています。
しなやかマインドセット
「人間は努力次第で、能力をいくらでも伸ばせる」と考える、ポジティブなマインドセットです。
失敗を恐れず、チャレンジ精神があり、トラブルにも強い一面を持っています。
人生を拓くにはマインドセットが重要!
マインドセットは仕事やプライベートなど、人生を歩むためにもとても重要な要素となっています。
例えば「仕事を失敗して、上司に怒られた」というシーンを想定した場合、あなたなら次のどちらを選択しますか?
1.『クヨクヨして仕事に対する意欲をなくし、より評価を落とす』
2.『失敗を分析して、それ以上に成果を上げようと思う』
もしネガティブなマインドセットにより『前者』を選択したら、その後のあなたの(仕事に対する)評価、モチベーションはどう変化していくでしょうか?
あなたを形成するマインドセットは一瞬、一瞬の判断を積み重ねて、人生を良くも悪くも突き動かしていきます。
豊かな人生を拓くためには、ポジティブなマインドセットを築くことが、何より大切となってきます。
運命が好転する!マインドセットを変える方法
では今の現状のマインドセットを変える方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは『7つの方法』をご紹介します。
目標や望む姿を決めて「マインドセットノート」に書き出す
自分の目標や理想像をマインドセットノートとして書き出します。
イメージだけでなく言語化することによって、視覚から意識に刷り込ませていくのがポイントです。
・話し方 → 〇〇さんのような話し方
・外見 → 〇〇系で、モデルの〇〇さんのような見た目
・プライベート → 憧れだった〇〇を楽しむ
こんな感じで可能なかぎり具体的に書き出します。もちろん最初は「真似事」になってしまいますが、問題ありません。
書き出したノートを毎日、毎日チェックすることで、これまでの自分から少しづつ離脱することができます。もっとも手軽でポピュラーな方法です。
自己肯定感を高める
『(自分は)大切な存在だ』といった自己肯定感を持つことが、ポジティブなマインドセットを築く基礎となります。
自己肯定感を高めるポイントは次のとおり。
・日頃から肯定的なタイプの人と接するようにする(影響を受ける)
・肯定的な言葉をいわれたら、謙遜せずに素直に受け止める。
・「自分には○○ができる!」という、肯定的なフレーズを口ぐせにする。
・常に「自分の意思決定」に基づいて行動するクセをつける
・湧きおこるネガティブな思考・弱点もすべて受け入れる
日頃から前向きな言葉を(自身に)かけ続けることで、身の回りに変化があらわれてくるでしょう。
目標にむかっての行動計画を立てる
現状と目標とのギャップ、これがつまりクリアすべき「課題」です。
「そもそも(自分の)課題が何がわからない…」といった方は、まず最初に目標設定し、そこから逆算して足りない要素(課題)を洗い出しましょう。
目標は小さなことで構いません。これまでに味わったことのない成功体験が、人生を拓くきっかけとなります。
変化を恐れないためにも、明確な計画に沿った行動を続けましょう。
第三者に自分の考え方や行動のパターンの癖を見てもらう
「自分」という人間を正確に把握するには、客観的な視点が必要です。
(自分の)認識と相手の印象は少なからずちがうもの、表情や仕草、仕事の進め方、時間に厳しい or ルーズなど。思いもよらぬ悪いクセ、行動パターンが見えてくるかも知れません。
自分を深く知ることで、あらたな気づきを得ることにも繋がるでしょう。
物事・環境の見方をポジティブに変える
自分が置かれている環境を今すぐ変えることは、現実厳しいでしょう。
しかし環境に対する「見方」を少し変えることならできるハズです。
・苦手な仕事 → 超えるべき試練
・嫌いな上司 → 人付き合いを学ぶ「実験台」
・遠距離通勤 → 自己啓発に使える時間が多い
・低い給与 → ミニマムな暮らしを覚えるチャンス
ネガティブに受け止めがちな要素 → ポジティブに変換する習慣をつけましょう。
これまでの思考をアップデートするように、一つ一つ捉え方を見直すことを継続していきます。
「今すぐにやる!」を習慣づける
億劫だった仕事を、「やってみようかな?」と思い立ったらすぐに行動に移しましょう。
きっと周りの人は「あれ?ちょっと変わった?」という見方をしてくれます。
結果、周囲からの評価が上がり、少しの変化を実感することができます。
経験に基づく「先入観」があなたにブレーキを掛ける前に、行動してしまうのがポイントです。
避けてきたことに、敢えてチャレンジしてみる
これまで避けてきた事柄に対して、あえてチャレンジしてみましょう。
やってみると「意外とできる!」ことに気付き、これまでの認識を覆すことができます。
学生の頃に嫌いだった歴史や社会の勉強など、大人になってから学ぶと、意外と興味が出て夢中になったりするものです。
培ってきた価値感が変われば、マインドセットをアップロードすることができるハズです。
まとめ
マインドセットの意味と変える方法について解説してきました。
お気付きのとおり、潜在意識や価値観を塗り替えるには、今とは”対極の選択”を心がけることになります。
これにより、過去から築き上げたマインドセットは変化を恐れて、「元の殻」にあなたを閉じ込めようと働いてきます。
しかしあきらめてはいけません!紹介してきた方法を参考に、継続して「自分」という人間を更新し続けてください。
運命を好転させるために、一度きりの人生をもっと謳歌するためにぜひチャレンジしてみてください。
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