【Webライターの文字単価と仕事内容の関係】現役クラウドワーカーが紹介

7月 12, 2020

【ライター案件の文字単価と仕事内容】現役クラウドワーカーが解説

Webライティングに興味のある方、ライターを始めたばかりの方、などが真っ先に気になるのがライティング案件における「文字単価」だと思います。文字単価が高ければたくさん稼ぐことができますが、「自分には対応できる技量があるのだろうか…」といった心配が頭をよぎることもあるでしょう。

そこで当記事では、クラウドワーカー3年目に突入した現役ライターが、文字単価の違いによる仕事内容の変化、求められる執筆レベル、クライアントの質などについてご紹介します。

 

クラウドソーシングにおける文字単価とは

1文字〇〇円といった形で受けることが多いクラウドソーシングのライター案件。ご存知のとおり、文字単価に比例して求められるライティングレベルが上がっていきます。

webライターの世界では、1文字0.5〜0.3円などで仕事を請けるライターを「銭ライター」、1文字1円以上で受注するライターを「円ライター」と呼ぶことがあります。

一口で文字単価といっても、クラウドソーシングでは手数料(ランサーズやクラウドワークスでは20%)が引かれるため、「手数料抜き」なのか、「手数料込み」なのかで報酬(手取り金額)が変わってきますが、いずれも高単価ほど仕事のレベルが上がってくるでしょう。

 

ライター案件の文字単価と仕事内容

現在、私は複数のクライアント様から、頻度は違えど安定的に仕事を頂けており、執筆料は一文字1.2円(手数料抜き)〜2.4円(手数料込み)となっています。

クラウドワークスとランサーズで、計100件近くの仕事を受注してきましたが、ほとんどの案件は「手数料込み」で計算されていました。ですので、ここからはクラウドソーシングにおいて手数料込みの相場といった「前提」で解説していきます。

 

【文字単価】1文字0.3円〜0.8円

ランサーズやクラウドワークスで見かけるライティング案件の大半は、1円以下の執筆料となっています。執筆テーマはオールジャンル。クライアントは主に、個人ブロガーやアフィリエイター(アフィリエイト運営者)となります。

募集要項では「初心者歓迎」「主婦歓迎」「副業OK」といった文言が掲載され、案件の大半が【見出し構成済み】となっていることが特徴です。仕事内容は、キーワードや見出しに沿ってリサーチ、執筆するだけの簡単作業です。ちなみに、画像の挿入や記事構成から依頼される案件は、ブラック極まりないので受けてはいけません。

必要な文章レベルは「日本語としていおかしくない?」、と突っ込まれないレベルであれば問題ありません。実績数が少ないライターや、未経験者が提案しても受注しやすいため「入門編」としては十分です。また、こちらから提案せずとも、クライアントからランダムにスカウトメールが来ることもあるでしょう。

クライアントが個人ということもあり納期はゆるめの設定、修正依頼もよほど酷い文章でない限りないでしょう。「とりあえず仕上がった記事が届けばOK!」といったレベルです。メッセージのやり取りや検収に日数が空いたり、夜中に返信が来たりします。

 

【文字単価】1文字1円〜2円

個人ブロガーやアフィリエイターの中で、比較的しっかりとした予算を持ったクライアントがいる領域です。企業マーケティングの核となるオウンドメディアのコンテンツ製作も、この金額帯から始まります。執筆テーマは、不動産・ウォーターサーバー・脱毛・転職・FXや仮想通貨など、収益化を意識したものが増えてきます。

仕事内容の大半は、SEOを意識した記事構成~執筆となりますが、稀に【見出し構成済み】の案件も紛れています。文章レベルは一貫した文章で書けて”つじつま”があっていれば大丈夫です。反対に、支離滅裂な文章、レギュレーション違反は修正依頼の対象となるでしょう。

一見すると「ハードルが高い」と感じるかも知れませんが、心配はいりません。文章に関してはクライアントによって程度は異なるもののフィードバックがあるため修正は容易です。SEOについても、直接的なノウハウが無くてもレギュレーション通りに執筆すれば「一定品質」が担保されるように工夫されています。

SEO対策を意識した記事構成(文章の組み立て)についてのノウハウが学べるため、自分でがブログを始める場合に役立ちますし、「SEOライター」としてのブランディングにも繋がるでしょう。

知識不足で不安であれば、SEOに関する専門書籍やネット検索で知識を賄うことをおすすめします。私も、自己流で身に付けたノウハウで「検索1位」の記事を複数制作することができましたので、誰でも学べばできるはずです。

また、1円以上の案件では、WordPress(ワードプレス)への入稿作業が発生することがありますので、事前に要件を確認しておきましょう。ちなみに、入稿作業は難しくありません。こちらの記事にて簡単にまとめてありますのでイメージしたい方はご参照ください。

クライアントの特徴として、メールのレスポンスが良い、メッセージが社交的、校正ノウハウを有している、ことが挙げられます。

 

 

【文字単価】1文字2円〜3円

コンテンツマーケティング全盛の昨今、マネタイズ(収益化)に苦労しているクライアント(法人・個人)は少なくありません。そのため、1文字2円~でコンスタントに依頼してくれるクライアントはとても貴重です。

案件の募集元は主に企業の広告担当者、SEO会社などとなります。SEO会社が「外注ライター」として募集している場合は、納品物はクライアントを通じて依頼元のメディアサイトに掲載される運びとなります。私のケースでは、不動産賃貸業者、新規オープンの鍼灸院、自然食品のお店、四季のイベントを紹介するメディアサイト、のコンテンツ製作がこの単価でした。

気になる仕事内容は、SEOを意識した記事構成~執筆に加えて、画像選定の作業を伴うこともあります。指定サイトから、内容に合った画像を4~5枚引っ張ってくる作業ですが、慣れればさほど難しくありません。またWordpressへの入稿も依頼されることがあるでしょう。

文章レベルは少し上がってきます。クライアントが編集ノウハウ持っていることもあり、コピペやリライトはもちろんNG、てにをは(格助詞)がおかしかったり、指定キーワードの使用量が不十分だと修正依頼が入ります。執筆レギュレーションも細かいものが多く、口語体と文語体の使い分けや、句読点の回数、文末の工夫(~です。~です。が連続しないように。など)といった内容が増えてきます。

注意点は増えてきますが、一人前のwebライターとなるために必要な基本ばかりなので、面倒がらずに習得するよう心がけましょう。丁寧にフィードバックしてくれるクライアントが多い印象ですので、ライティングスキルが磨けます。

 

【文字単価】1文字3円〜5円

ランサーズなどで見かける頻度も減ってくる単価帯です。本格的なプロライター入門と考えて良いでしょう。仕事内容は、パソコン一つで完結できる仕事もあれば、カメラ・名刺・ボイスレコーダーなどを持って取材に伺う案件もあります。

web上で完結できる案件だと、不動産投資・FX投資、仮想通貨・ふるさと納税など、専門的な分野となるため一定知識がないとなかなか厳しいテーマばかりとなります。リサーチに相応の時間がかかるため、文字単価と比例して執筆時間も長くなりがちです。

メディアサイトのコンテンツ制作とは別に、物販や商材のセールスレター(広告案内文)の作成案件もあります。この場合、文字数が10,000~15,000となることがあり、1案件でこの数万円を稼ぎ出すことも可能です。

1文字3円~をコンスタントに請けれるようになれば、フリーランスとして十分に暮らしていけるでしょう。直接契約をしているコピーライター、ブックライター(ゴーストライター含)に比べればまだまだ低い報酬です。しかし、未経験者が「書くこと」を仕事に生計を立てるなら、この辺りの単価まで引き上げることを目標にしたいところですし、真剣に取り組めば1~3年で辿り着けるはずです。

さらに、この領域までくれば専門知識と経験が十分となるため、ディレクション業務、校正担当、webライティング講師、といった道も拓くことができるでしょう。

 

初心者ライター&中級ライターが報酬アップを狙う方法

では、初心者&中級ライターが単価アップ(収入増)アップを狙う方法を紹介します。

 

クライアントとの信頼関係を築き単価交渉する

顔が見えないからこそ、記事のクオリティが唯一の判断材料です。あくまでクライアント予算に準ずる形となりますが、半年〜1年付き合いが続けば自然な流れで提案できるはずです。ダメもとでお願いするにしても、20〜30記事は執筆していないと厳しいかと思います。また、私の経験だと1文字1円以下の案件の場合では、~1.2円までは単価アップが可能でしたが、これ以上はクライアントの予算上厳しかったです。

 

包括的なスキルアップを図る

執筆スピードと検索力(効率よくリサーチする能力)は自分のために必要です。同じ文字数×文字単価なら、速く書けるほど時間単価がアップします。難しいテーマで高単価を狙うより、執筆速度を磨いて時間単価をアップさせる方が高収入に繋がることも多々あります。

SEOを学ぶことでwebライターとしての市場価値が高まります。webライター一本でやっていくなら、テーマ問わず受注できる執筆レベルとSEOライティングの習得はマストです。

 

クラウドソーシングを介さず直接契約する

SOHOを利用してクライアントと直接契約する手段もあります。クラウドソ-シング手数料(20%)の節約に繋がり、同じ単価であっても手取り金額がアップします。ただし、直接契約はランサーズやクラウドワークスにあるようなエスクロー(仮払い)がないため、納品物の持ち逃げ(執筆料未払い)といったトラブルに遭う可能性はゼロではありません。

契約書を作成して交わす手間を考えるとクラウドソーシングに分がありますが、圧倒的に高い報酬が得られるケースも少なくないため、後々の選択肢にはなるでしょう。

 

webメディアの公募から専属ライターになる

クラウドワーカーとしてではなく、専属ライタ―として働く方法です。「文字単価〇〇円」から、「月収〇〇円」といった雇用・支払い形態となり安定収入が手に入ります。新規案件を探す苦労もなくるでしょう。この方法で仕事を探すには、好きなメディアの公募を探すか、ネット検索で「〇〇 ライター 募集」で探すことができます。※○○はジャンルです。

さすがに副業や主婦がスキマ時間で稼ぐ、といった中身ではありませんが、未経験からはじめて「プロを目指したくなった!」といった方にはおすすめです。直接添削してもらえるため、スキルアップのペースも格段に上がるでしょう。

 

稼ぐためにWebライターの本質を理解する

レギュレーション違反はもちろんしない、あいまい表現を避けて、客観的な記事が書けるライターだけが業界に生き残ります。それは、webライターの本質にかかわります。webライターの役割は、「ユーザーに必要な情報を正確に届けること」です。

主観を入れたり、専門用語ばかりを使用してはなりません。専門家と同レベルの詳しい情報を、専門家よりもわかりやすく(読みやすく)伝えることが、webライターの成すべき仕事です。

さらにクライアントの収益化に貢献するため検索上位を狙います。SEOのノウハウはこのために必要です。ユーザーニーズ、検索ニーズを満たす記事を書くよう、必ず心がけるようにしましょう。

 

安価なビギナー案件は早々に卒業すべき。積極的に報酬・文字単価アップに挑もう!

安価な案件を大量に請けるのは、右も左も分からない初心者の時だけで十分です。単価が上がれば求められる執筆レベルも上がりますが、自然と慣れてしまうものです。身についたスキルは資格と一緒で、土俵(クライアント)が変わっても通用します。

テーマが変わるたびに苦戦した経験は、ライティングに携わる方なら誰でもあるでしょう。単価アップも同じです。戸惑うのは最初の1〜2記事のみ。要領を得れば、圧倒的に効率よく稼げます。

低単価帯でくすぶり、消耗するのはあまりに勿体ないことです。とはいえ、高単価のプロジェクトに提案してもなかなか採用されないかも知れません。そんな時は、実績数と星の数(評価)を増やす、自身でブログを始めてポートフォリオにする、などが有効です。

「好きなことを仕事にしている!」と胸を張っていえるよう、ぜひライティングの道を邁進してください。