こそあど言葉(指示語)を使わない文章作成のポイントを解説【例文あり】

3月 6, 2021

こそあど言葉を禁止と言われたら!【用語の解説と文章対策お伝えします】

Webライティングのレギュレーションで”こそあど言葉”を禁止、もしくは多用しないよう指示しているケースは少なくありません。

 

こそあど言葉は「指示語」とも呼ばれていて、高頻度で使うと文章内の”どこ”を指しているかわからなくなり、読者を困惑させるときがあります。

またキーワードが減ってしまうぶんSEO的に不利となり、検索での上位表示が期待できません。

 

「では、どうやって文章を書けばいいの?指示語を使わない文章が知りたい!」

 

上記のような方に向けて、【例文付き】で対策を解説します。

Webライターや文章作成で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!

 

こそあど言葉(指示語)って何?

こそあど言葉って何?

こそあど言葉(指示語)とは、そもそも何でしょうか?

 

現代語の、代名詞・形容動詞・副詞・連体詞の中で、指し示す働きをもつ語をまとめた呼び方。

「これ・それ・あれ・どれ」(代名詞)、「こんな・そんな・あんな・どんな」(形容動詞)、「こう・そう・ああ・どう」(副詞)、「この・その・あの・どの」(連体詞)などが、それぞれ、コ系(近称)・ソ系(中称)・ア系(遠称)・ド系(不定称)の指示系列に整理される事実をいう。

こそあど(コソアド)とは-コトバンクから引用

 

実はこそあど言葉は、話し言葉によく含まれてます。

 

この前の結果、どうだった?」

「テーブル上のあれ、取ってくれない?」

これあのとき買った洋服ですよ。」

 

意外と日常的に口にしているのが、こそあど言葉です。

なので、ライターとして文章書くときも、ついつい”こそあど”を使ってしまうんですよね。

 

こそあど言葉(指示語)の多用は、なぜ文章作成においてNGなのか?

こそあど言葉を使った文章がNGな理由

指示語である”こそあど言葉”がNGとされるのは、以下のようなデメリットがあるからです。

 

デメリット①文章内容がわかりにくい

Webコンテンツに限らず、文章には視覚情報がありません。

ですので「これ・あれ」といった単語が多くなるほど、読者は”どれ”を指しているのか、わからなくなってしまいます。

 

とくに文章冒頭で出現した単語に対して、文章中盤(or後半)に「こそあど言葉」を使うと、読者は何を指しているか確信を持てないまま、読み進めることになってしまいます。

 

Webコンテンツは書籍とちがい、

・飛ばし読みする人

・途中から読みはじめる人

が多い傾向にありますので、正確な内容を伝えるために「こそあど言葉」の頻度に注意しなくてはいけないのです。

 

デメリット②SEO対策として不利になる

検索されたときにトップページもしくは上位に表示されるよう、文章作成を工夫していくのが『SEO対策(Search Engine Optimizationの略)』です。

 

SEO対策の一つとして『キーワード出現率』があります。

キーワードを連発し過ぎると”スパム”と誤認知されてしまうリスクがありますが、少なすぎる場合もまた問題です。

こそあど言葉ではなく、キーワードや同義語を積極的に使用することで、SEO的に有利になります。

 

こそあど言葉(指示語)を使わない文章作成のポイント

 

こそあど言葉を使わない文章の作り方

では、こそあど言葉を避けるための対策方法を2つ紹介しますので、参考にしてください。

 

対策①こそあど言葉(指示語)を単語に置き換える

こそあど言葉を、単語に置き換えて対応するパターンです。

【例文】

私は毎日早起きしてマラソンをすることにしました。それは健康のためであり、充実した毎日を送るためです。

しかし、怠け癖のある私はすでにその習慣から遠ざかりつつあります。

 

では、文章中の「それ・その」が指す内容(単語)に置き換えてみます。

【例文】

私は毎日早起きしてマラソンをすることにしました。理由は健康のためであり、充実した毎日を送るためです。

しかし怠け癖のある私は、すでに早起きの習慣から遠ざかりつつあります。

内容が伝わりやすい文章になりました。

 

一文中に同じ単語が頻発すると”しつこい印象”を与えてしまいますので、別の言葉にすることもポイントです。

別の言葉が思いつかないときは、「〇〇の同義語(もしくは類義語)」で検索すると候補が見つかります。

文脈に応じた、自然な単語を選択しましょう。

 

では、同じ言葉を別の表現に置き換えたケースを見てみましょう。

【例文】

数十年キャリアを重ねてきた私にとって、キャリアアップの道が閉ざされ『窓際族』に配置されたショックはとても大きいものでした。

窓際族となってからは毎日決まった仕事がなく、周囲の目も冷ややかです。

私は、社会における窓際族のつらさをあらためて認識しました。

 

上記の分と下線を引いた箇所をご覧ください。

【例文】

数十年キャリヤを重ねてきた私にとって、出世の道が閉ざされ『窓際族』となったショックはとても大きいものでした。

窓際族となってからは毎日決まった仕事がなく、周囲の目も冷ややかです。

私は、社会における閑職のつらさをあらためて認識しました。

 

・キャリアアップ → 出世の道

・窓際族 → 閑職

と変えたら自然な文章になりました。

 

対策② 文章を繋げることで対処する

文章が連続すると、こそあど言葉が出現しやすくなります。

一文が長くなり過ぎないなら(45文字~70文字くらいまで)、文章を繋げることで対策が可能です。

【例文】こそあど言葉あり

私はコーヒーが大好きです。それは程よい苦さとカフェインの効果で、気持ちがシャキッとするからです。

 

では、文章を繋げてみましょう。

【例文】

私がコーヒーを大好きな理由は、程よい苦さとカフェインの効果で気持ちがシャキッとするからです。

 

では、もう1パターン。

【例文】

アトランティス大陸、それはムー、レムリアと並ぶ伝説の古代大陸のひとつだ。

 

以下、対策した文章です。

【例文】

アトランティス大陸は、ムー・レムリアと並ぶ、伝説の古代大陸のひとつだ。

 

注意点としては、文章が長くなると伝える内容がそれぞれ薄まってしまうことです。

文章作成は、”一文一義”が理想となります。(←一文一義です)

まずはシンプルに文章を作成してみて、出てきたこそあど言葉に対して、単語に置き換えるパターンか、文章を繋げるパターンかを使い分けましょう。

 

まとめ

文章作成では、こそあど言葉(指示語)を控えることで、正確に内容を伝えられます。

対策は以下のとおりです。

①こそあど言葉(指示語)を単語に置き換える。

②文章を繋げることで、こそあどを無くす。

+α、一文で同じキーワードが頻出するときは同義語に置き換える

こそあど言葉はWebライティングだけでなく、日常会話でも使われます。

日頃から注意しておけば、文章作成で”つい使ってしまう”といったことも減るでしょう。

 

☆Webライティングのレギュレーション全般を詳しく知りたい方は、レギュレーションとは?Webライティングの執筆ルールをわかりやすく解説をご参照ください。