こそあど言葉を禁止と言われたら!【用語の解説と文章対策お伝えします】

1月 25, 2020

こそあど言葉を禁止と言われたら!【用語の解説と文章対策お伝えします】

Webライティングのレギュレーションで「こそあど言葉」を禁止、もしくは乱用しないよう指示しているケースは少なくありません。

 

こそあど言葉は「指示語」とも呼ばれていて、高頻度で使うと文章内の”どこ”を指しているかわからなくなり、読者を困惑させるときがあります。

またキーワードを意識した文章よりもSEO的に不利になり、検索上位表示が期待できません。

 

「では、どうやって文章を書けばいいの…?」

 

こういった方に向けて【例文付き】で対策を解説いたします。

こそあど言葉って何?

こそあど言葉って何?

こそあど言葉(指示語)とは、そもそも何でしょうか?

 

現代語の、代名詞・形容動詞・副詞・連体詞の中で、指し示す働きをもつ語をまとめた呼び方。

「これ・それ・あれ・どれ」(代名詞)、「こんな・そんな・あんな・どんな」(形容動詞)、「こう・そう・ああ・どう」(副詞)、「この・その・あの・どの」(連体詞)などが、それぞれ、コ系(近称)・ソ系(中称)・ア系(遠称)・ド系(不定称)の指示系列に整理される事実をいう。

こそあど(コソアド)とは-コトバンクから引用

 

実はこそあど言葉は、話し言葉によく含まれてます。

 

この前の結果、どうだった?」

「テーブル上のあれ、取ってくれない?」

これあのとき買った洋服ですよ。」

 

意外と日常的に口にしているのが、こそあど言葉です。

なので、ライターとして文章書くときも、ついつい”こそあど”を使ってしまうんですよね。

 

こそあど言葉を使った文章がNGな理由

こそあど言葉を使った文章がNGな理由

指示語である「こそあど言葉」が嫌われる理由は次のとおりです。

文章内容が伝わりにくい

Webコンテンツに限らず、文章には視覚情報がありません。

ですので「これ・あれ」といった単語が多くなるほど、読者は”どれ”を指しているのか、わからなくなってしまいます。

 

とくに文章冒頭で出現した単語に対して、文章中盤(or後半)に「こそあど言葉」を使うと、読者は何を指しているか確信を持てないまま、読み進めることになってしまいます。

 

Webコンテンツは書籍とちがい、

・飛ばし読みする人

・途中から読みはじめる人

が多い傾向にありますので、正確な内容を伝えるために「こそあど言葉」の頻度に注意しなくてはいけないのです。

 

SEO対策として不利になる

検索されたときにトップページもしくは上位に表示されるよう、文章作成を工夫していくのが『SEO対策(Search Engine Optimizationの略)』です。

 

SEO対策の一つとして『キーワード出現率』があります。

キーワードを連発し過ぎると”スパム”と誤認知されてしまうリスクがありますが、少なすぎる場合もまた問題です。

こそあど言葉ではなく、キーワードや同義語を積極的に使用することで、SEO的に有利になります。

 

こそあど言葉を使わない文章の作り方

 

こそあど言葉を使わない文章の作り方

こそあど言葉の対策方法は2つあります。

 

対策1. こそあど言葉を単語に置き換える

こそあど言葉を単語に変えて対応するパターンです。

 

【例文】

私は毎日早起きしてマラソンをすることにしました。それは健康のためであり、充実した毎日を送るためです。

しかし、怠け癖のある私はすでにその習慣から遠ざかりつつあります。

 

文章中の「それ・その」が指す内容(単語)に置き換えてみます。

【例文】

私は毎日早起きしてマラソンをすることにしました。理由は健康のためであり、充実した毎日を送るためです。

しかし怠け癖のある私は、すでに早起きの習慣から遠ざかりつつあります。

内容が伝わりやすい文章になりました。

 

また一文中に同じ単語が複数あるとしつこい印象を与えてしまいますので、同義語に置き換えて対応すると読みやすくなります。

 

以下例文です。

【例文】

数十年キャリアを重ねてきた私にとって、キャリアアップの道が閉ざされ『窓際族』に配置されたショックはとても大きいものでした。

窓際族となってからは毎日これといった仕事がなく、周囲の目も冷ややかで、社会における窓際族のつらさをあらためて認識しました。

 

では同じ単語を同義語に置き換えてみます。

【例文】

数十年キャリヤを重ねてきた私にとって、出世の道が閉ざされ『窓際族』となったショックはとても大きいものでした。

窓際族となってからは毎日これといった仕事がなく、周囲の目も冷ややかで、社会における閑職のつらさをあらためて認識しました。

 

・キャリアアップ → 出世の道

・窓際族 → 閑職

と変えたら自然な文章になりました。

同義語は「〇〇 + 同義語」でグーグル検索するとヒットします。

 

対策2. 文章を繋げることで対処する

文章が連続すると「こそあど言葉」が出現しやすくなりますので対策します。

【例文】こそあど言葉あり

私はコーヒーが大好きです。それは程よい苦さとカフェインの効果で、気持ちがシャキッとするからです。

 

では一文に繋げてみましょう。

【例文】

私がコーヒーを大好きな理由は、程よい苦さとカフェインの効果で気持ちがシャキッとするからです。

 

ではもう1パターン。

【例文】

アトランティス大陸、それはムー、レムリアと並ぶ伝説の古代大陸のひとつだ。

 

単純に繋げるだけで対策できます。

【例文】

アトランティス大陸は、ムー・レムリアと並ぶ伝説の古代大陸のひとつだ。

 

まとめることで文章が長くなる場合は単語に置き換えて対応。

反対に問題なければ、1センテンスにまとめてしまうことでシンプルで正確な文章を作成できます。

 

まとめ

こそあど言葉(指示語)を避けることで正確に内容を伝えることができます。対策として、

・こそあど言葉をキーワード(単語)に置き換える。

・文章を繋げることでこそあどを無くす。

・一段落で同じキーワードが頻発してしまうときは同義語でカバーする。

 

こそあど言葉はライティングだけでなく、日常会話のときも気を付けることで自然と減らすことができます。

またWebライティングのレギュレーション全般を詳しく知りたい方は、レギュレーションとは?Webライティングの執筆ルールをわかりやすく解説をご参照ください。