リライトとパクリ記事の決定的なちがいは【著作権】の所在にある

11月 17, 2019

リライトとパクリ記事の決定的なちがいは【著作権】の所在にある

文章を作り直すことをリライト(rewrite)といいますが、その目的や定義を正しく理解していますか?

他人の記事(著作物)の言い回しを微妙に変えて転載したり、文章の前後を入れ替えて使用するなどの”パクリ行為”は、ご存知の通り犯罪です。

記事を書くことを”生業”としているライターが、知らなかったで済まされない、リライトとパクリの決定的なちがいについてお話しします。

リライトだと思った行為が”パクリ”になるケースがある

リライトだと思った行為が”パクリ”になるケースがある

ライターなら誰しも耳にする「リライト」という言葉。

リライト(rewrite)は字のごとく”記事を作り直す” ことを意味しますが、ときにこのリライトが”記事のパクリ”に当たるとして賠償問題にまで発展するケースがあります。

そうした問題が起こる原因は次の3つ。

  1. ライターが楽して記事を書くために、意図的に先出の記事をパクってしまうケース
  2. クライアントが著作権のルールをそもそも把握していないケース
  3. クライアントは参考記事として提供したつもりだったが、ライター側が元記事のリライトだと勘違いしてしまうケース

【CopyContentDetector】などのコピペチェックツールで、明らかにパクリと分かるケースもあれば、巧妙に言い回しや構成が変えられ、パクリが認知しずらいケースもあります。

記事のパクリは訴えることができる

ブログやwebサイトコンテンツの多くは、何らかの収益につながっているため”記事をパクられた”と認知された場合、当事者は早々に対抗措置を取ることでしょう。

仮に(Googleの)クローラーがコピーコンテンツだと認知すれば、検索順位を一気に落とす などのペナルティが加わります。

しかしより早期に対処する方法としてDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の申請があります。アメリカで200010月に施行されたDMCAは、専用フォーマットから該当記事(パクリ記事)を瞬時に通報することができます。

申請が承認されるとGoogle検索上から完全削除されるなどの措置が取られます。また著作権侵害は、法律により厳しく罰せられます。

公益社団法人著作権 情報センターのHPより引用

罰則

著作権侵害は犯罪であり、被害者である著作権者が告訴することで侵害者を処罰することができます(親告罪。一部を除く)。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。

 

知らなかったでは済まされないのが、著作権に関わるルールです。

リライトとパクリ記事の決定的なちがいは”著作権”の所在

リライトとパクリ記事の決定的なちがいは”著作権”の所在

記事の著作権がどこにあるかでその明暗が分かれます。

元記事や書作権を譲渡された文章に関しては、いくら手直ししようがパクリにはなりません。

一方で他人の著作物を無許可で転載し、自身の著作物であるかのように偽ること行為が完全にアウトです。

クラウドソーシングのライター案件にも、よくリライトの言葉を目にします。仕事内容も手軽で単価もそこそこ良く思わず提案したくなりますが、注意すべきはクライアントが元記事の”著作者”であるかどうかです。

信じがたい話ですが、文字単価1円以下(もしくは1記事1000円以下)で発注してくるリライト案件の中には、リライトと称してパクリを強要してくるクライアントがいます。

リライト案件を受注する際は、自社メディアサイトのリライトなのか否かを必ず確かめましょう。

※元記事の掲載サイトが毎回バラバラである場合、リライト紛いの案件である可能性が極めて高いといえます。

知っておこう、リライトの目的

知っておこう、リライトの目的

リライトは主に、次のような目的をもっておこなわれます。

1.ペルソナ(ターゲット)に合わせて記事を書き直す場合

2.網羅性を高めるため、不足している情報を追加する場合

3.既存記事を、より検索上位に表示させるため(SEO対策)

既存文章に何らか”付加価値”を与えることがリライトであり、その目的によって書き直す範囲は部分的からから全体的とさまざまです。ライターがリライト案件を受ける場合は、あらかじめ目的を理解しておく必要があります。

効果的なリライトのやり方

文章の情報となる部分を軸に、記事を書き直していきます。その際に以下のポイントをおさえると効果的です。

1.記事内で使用されている単語は共起語・サジェストワードに置き換える

2.文章を書き替える箇所は、前後や全体のバランスを考慮する

3.検索クエリを意識してユーザーニーズから外れないよう注意する

4.検索上位記事の傾向、不足している項目を参考に手を加える

5.Yahoo!知恵袋でKW検索し、ユーザーが知りたい情報を追加する

6.文字数は元記事を上回ること

 

以上となります。ライタ―が手掛けるリライトのほとんどはSEO対策です。

リライト案件を受注する際は著作物の所在をよく確認したうえで、一度自身で情報を”咀嚼”したうえで執筆することがとても大切になってきます。